防音性能が高い1LDKの見分け方|在宅ワーク・同棲でも快適に
結論: 音に敏感なら RC(鉄筋コンクリート)造 × 間取り確認 × 現地チェック の三点セットが最強。
1LDKは1K/1DKより有利な間取りが多いけれど、作りしだいで当たり外れが大きいのも事実です。
なぜ1LDKは有利になりやすいのか
- 独立した寝室:リビングと寝室が壁+ドアで分かれるため、音がワンクッション減衰。
- 戸境壁が厚めの傾向:1K/1DKの“石膏ボードで二分割”より、コンクリ壁(戸境壁)が採用されやすい。
- 騒音からの退避:騒音からの隣人や上階からの騒音がひどくても、寝室を入れ替えたり一時的な退避が可能。
間取り別に見る1LDK
横並びの間取り
一口に1LDKと言っても、「縦並び」と「横並び」が存在します。
横並び

玄関から入ってLDKと個室が横に並んでいますね。
ぜひこちらの並びの部屋を選んでください。理由は後述いたします。
縦並びの間取り

続いて「縦並び」のお部屋です。
このタイプのお部屋は、隣の部屋との境界である「戸境壁」が
コンクリでない可能性が非常に高いです。
こちらの記事で詳しく解説しておりますが、コストダウンの設計で作られていることが多いためです。
理想の1LDK 戸境壁について
防音性が高い理想の1LDKはこちらです

防音性が高い部屋の見分け方/1K 1DK
上記の記事でも解説しておりますが、赤線で囲った■は「鉄筋の柱」
■と■を結んだ赤い線は「コンクリ壁」です。
縦並びの1LDKで両壁ともにコンクリ壁が採用されているものは非常に少ないので
ぜひ「横並び」+「両壁がコンクリ」の部屋を探しましょう。
ちなみに私が現在住んでいるお部屋はほぼ理想の1LDKです。
隣人からの音は聞こえません。
内覧でできる簡単チェック
- 壁をノック:コツコツ硬い=コンクリ壁の可能性高。ボンボン響く=薄壁の可能性。
- 窓のサッシ:二重サッシや厚いガラスなら外部騒音に強い。
- 上下階の音:夕方〜夜に内覧し、足音や椅子の引き音を確認。
- 寝室の配置:隣戸のリビングと背中合わせになっていないかを確認。
よくある勘違い
- 築浅=静か → × 設計と仕様次第
- 角部屋=必ず静か → △ 外部騒音の影響もある 戸境壁が薄い可能性あり 間取り図の「鉄筋の柱■」に注目する
- 1LDKなら全部OK → × 薄壁の1LDKも存在
まとめ|1LDKは「両コンクリ壁」を狙え
1LDKは寝室の独立や配置次第で静けさが劇的に変わります。
RC造をベースに、寝室が柱と柱に挟まれた両コンクリ壁を選び、
間取り図、外観、内覧で確認することで失敗を防げます。
▶ 関連:1K・1DK編


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